徒然草、どれを読めばいいの?

徒然草は日本人なら知らない人はいないと言っても過言ではない古典だ。書籍は山ほど出版されているが、どれを読めばいいのだろうか?

個人的に思い入れの深い本は中野孝次氏の『すらすら読める徒然草』だ。本書は二百四十三段から構成されている徒然草の中から中野氏曰く「私にとって欠かせぬものとなった文言」五十九段を選出し解説したものである。

中野氏の強く言い切る文体は小気味良く勇気を与えられる。この本はページの上段に振り仮名付きの原文があり、下段に中野氏による現代訳が付いている。そのあとに解説が続く構成になっている。

私が特に惹きつけられるのは生死に関わる章だ。
生老病死の移り変わる様の速いことといったら四季の変化どころではない
死は前から来るとは限らない、後ろからだってやって来るのだ
誰に何と言われようと礼儀を欠いてでも世間との縁を放下して道に入れ

人生などあっという間に終わってしまうという危機感が胸に迫る。
だからこそ何かやり遂げたいことがあるのなら他のことは捨て去りそれのみに励めという。

本書には古代ローマの哲学者セネカの言葉も引用されている。賢人と言われる人たちは洋の東西を問わず、ひと時たりとも怠惰に過ごしてはならないと警告している。

私は自分は正しく懸命に生きてるか確認したくなった時に本書を開いている。同じような思いを持たれてる人は、徒然草の優れた文章と中野孝次氏の力強い現代人に対してのメッセージとも思える本書を読まれることをお勧めする。

すらすら読める徒然草 | 中野 孝次 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで中野 孝次のすらすら読める徒然草。アマゾンならポイント還元本が多数。中野 孝次作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またすらすら読める徒然草もアマゾン配送商品なら通常配送無料。
すらすら読める徒然草 (講談社文庫) | 中野孝次 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
Amazonで中野孝次のすらすら読める徒然草 (講談社文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。
読書
スポンサーリンク
シェアする
棒をフォローする
内向型人間が命ある限り生きていく

コメント

  1. 孤立な人 より:

    本は中々集中力が続かなくて読むのに時間がかかります。

    • 棒 より:

      孤立さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
      自分もよほどハマった本でないとすごく時間かかりますよ。
      あれこれ複数の本に手を出して同時並行で少しずつ読む
      こともしばしばです。自分的にはこの徒然草の本はどハマりでした。
      人間関係なんてどうでもいいやと思えるほどのインパクトがあり
      何度も読んでいます。もちろん現実の会社での悩みを解決できる
      わけではありませんが、時間に余裕があるときにでも読んでみて
      少しでも気持ちが楽になって頂けたら嬉しいです。自分は会社の
      昼休みにも読んでいて馬鹿を相手にしてる時間などないと自分を
      鼓舞していました。